創業明治26年より
京都市中京区にて電気設備工事 
を通じて明るい社会づくりを目指しています。

 

 第39話 昭和初期の電気・電力利用 その1


  昭和初期に電気冷蔵庫が使用されていた様子は、第25話でお伝えしま
 したが、この頃、電気は様々な分野で活躍するようになってきます。
 その内の2つの例を、電気を守る会発行の「電灯100年」誌からの引用で
 紹介します。
 
 「映画館の電気装飾」
   当時、映画館の看板は、絵看板を主としたものから、写真を併用した
  ものに変わってきていた。
   例えば京都新京極の中央にあるキネマ倶楽部では、入口上部の切子
  硝子をはめた個所に80W内面艶消電球25個を取付け切子硝子を通し
  て表を照明すると同時に、入口に立てた写真の立看板を照らしていた。
  絵看板はブラケットで150W透明電球30個によって照らしてあり、この
  他に上下とも臨時に提灯などが吊れる設備があり、時には色電球を使用
  することもあった。
 
 年配の方には懐かしい光景ではないでしょうか。もう1例は

 「酒造用の電力利用」
   昭和初期の酒造にも、電力は幅広く応用されていた。利用方法は最も
  普通に使われる精米用、揚水用。変わったところでは、人工用水の電気
  分解、華氏40度を保つための用水冷却用、一度醸造した酒の貯蔵なら
  びに蔵出し、瓶詰めなどの場合に応用する電熱による火入れ、菰包みの
  焼印、酒造期の延長をはかるための冷房用電力装置などに使われた。
  これらを利用して経済的醸造法を考えることは、大いに電力需要として
  注目すべき新領域であった。

 いかかでしょう。従来は杜氏や蔵人の経験や勘による手作りの産業であっ
 た酒造業が、少しずつ近代化されて、今日では四季を問わず安定した生
 産が行われるようになったのには、このような電力の利用が大いにあずか
 っているのですね。

                             (第40話をお楽しみに・・・)

 


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