創業明治26年より
京都市中京区にて電気設備工事 
を通じて明るい社会づくりを目指しています。

 

第32話 昭和初期の労務事情 
その3 みんなよく働いた


  第31話で今から考えると嘘のような人の採用のお話をしました。今回も
 当社の100年史に記録されている、今の若い方々には理解しがたいと思
 われる休日のお話をお届けします。

  昭和初期の頃、当店の休みは毎月1日と15日の2日、その他にお正月
 とお盆、そしてお祭りの時だけで、皆本当によく働いたようです。今日です
 と、年間約120日、3日に1回が何らかの形で休みですから大変な違いで
 す。

  にもかかわらず、仕事の都合で月2回の休日を、1回にせざるを得ない
 こともよく有ったようです。当時の風潮として、お客様から仕事の都合上、
 休みの日に来て欲しいと言われると、「明日は休日ですので・・・」とは言え
 なかったようです。又、人によっては、懐具合で喜んで出勤した人もあった
 ようです。

  松下幸之助さんのことを記述した本を読みますと、当時やはりほとんど
 休んでおられなかったことが判りますので、当時はそれで普通だったのか
 も知れませんが、遊びざかりの若い住込みの人には気の毒なことであった
 と、社史には記してあります。

  でも、ちょっとホッとする話もあります。夏の2ヶ月半程の間は、昼寝の時
 間があったようで、正午から2時まで皆ぐっすりと横になり、元気を回復し
 て午後の仕事に当ったようです。今日、私達の建設業の現状として、価格
 競争から工期短縮を強いられ、暑い現場で休みなく働き、その結果熱中症
 で倒れる、という事故が多く発生しています。安全対策上、少し考えさせら
 れる話です。
  
                             (第33話をお楽しみに・・・)
  
 


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