創業明治26年より
京都市中京区にて電気設備工事 
を通じて明るい社会づくりを目指しています。

 

第22話 画期的な電熱実用化


  今回より数回に分けて、明治の終り頃から大正にかけての電気の普及
 ぶりをたどってみます。資料は「電灯100年」(電気を守る会編)より頂き
 ました。
  洋銀線などを用いた低温用の暖房器は明治43年頃から実用化され始
 めていましたが、大正期に入ると電力各社は余剰電力の消化に苦心し、
 その対応策として、大正3年に京都電灯が電気ストーブを多数市場に出す
 に至りました。
  また最も早く大規模に電熱が実用化されたのは、大正4年の御大典当時
 祇園の八坂倶楽部における宴会に際し、待合室や大広間に暖房用として
 京都電灯が製造し、設置した「Y1式」と呼ばれる3kW及び5kWの電気ス
 トーブ36台(容量150kW)でした。これが日本最初のもので、この画期的
 な電熱実用化の大成功は参会者から驚きの目をもってみられたといわれ
 ます。
  なお、当時の電熱器具としてはこの他に電気アイロン、電気蒲団、珈琲沸
 し、電気鍋などが有りましたが、種類も少なく、いずれも外国製であったので
 値段も高く、贅沢品と思われていたようです。
                             (第23話をお楽しみに・・・)
  
 

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