創業明治26年より
京都市中京区にて電気設備工事 
を通じて明るい社会づくりを目指しています。

 

第15話 お得意様のこと4
「ナースコールの製作」


  京都府庁のお仕事も、明治から今日まで途切れることなく続いています。
 その中で一番大きかったのは府立病院の新築工事でした。ずっと昔、医専
 と呼ばれた木造工事時代は別として鉄筋コンクリート造りとなってからのほ
 とんどを当社が施工させて頂きました。(ただし、これらは昭和15年位まで
 の建築で、今日では全て建替えられ、戦後は当社が入札に参加しない時期
 があったので、残念乍ら全て他社の施工です。)
  当時、府には電気の専門官が1人もおられず、さらに鉄筋コンクリートの
 電気工事を元請けできる店は京都には3〜4店しかありませんでした。
 その上設計出来る店となるとさらに少なかったのです。
  特にナースコールなどの設備は今では何でもありませんが、当時は「そん
 なややこしいものは・・・」と尻込みされる店が多かったのです。そんなわけ
 で、当社の設計・製作によるナースコール設備が大活躍しました。
  当社の2代目山科喜一が図面を引き、リレーは山科電機製作所製を使用
 したのです。このような難しい仕事には当社の看板技術者であった杉江嘉
 一が当り、電源は24V、リレーの大きさは8cm×8cm×6cmでリレーに使う
 部品の一部を草川電機製作所に注文、無事作動させました。これ以降しば
 らく病棟関係の仕事は当社の独占のようになったと聞いています。もちろん
 東京や大阪には大手業者もあったのですが、十分仕事量があり、わざわざ
 京都まで足を伸ばして来なかったのも幸いでした。今では考えられない良き
 時代でした。
                             (第16話をお楽しみに・・・)
  
 


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