創業明治26年より
京都市中京区にて電気設備工事 
を通じて明るい社会づくりを目指しています。

 

第10話 電球のいろいろ


  今回は”いろいろな電球”についてお話ししましょう。今も使われている電
 球、なくなってしまった電球とさまざまですが、それぞれ時代背景が感じら
 れ興味深いものです。「電気を守る会」発行の『電灯100年・みえざる天使
 たちの歩み』から資料を頂きました。

 1)アーク灯
    1809年イギリスのディーブィーによって実験された初の電灯です。
   2つの炭素棒を10cm位離してアーク状の光輝を発生させるしくみでした。
   光度が強すぎ、また炭素蒸気を出して空気を汚すため、家庭用としては
   使用されませんでした。でも、この明るさに初めて触れた人々の驚きは
   想像に難くありませんね。
 2)白熱電球
    1879年、ご存知アメリカのトーマス・エジソンによって発明された炭素
    フィラメントを用いた画期的な電球です。当時、家庭で使える衛生的で取
  扱いの簡単な電灯への要望が強く、広く使用されることとなりました。こ
  のフィラメントに京都府八幡町(当時)の竹が使われたことは有名ですね。
  3)タングステン電球
    最初は繊条が脆弱で耐久力がなく、極めて高価だったようですが次第
  に改良されてゆきました。同じ明るさを得るのに電力消費量が従来の炭
  素線電球に比べ1/3で済み、太陽光に近い光線が得られた為、電力不
  足の緩和、電灯料金の引下げ、一般家庭への電灯普及に大きく役立っ
  たといわれています。
 4)瓦斯入電球
    1913年にアービング・ラングミュアが発明しました。硝子球内に窒素、
  アルゴンなど繊条であるタングステンに作用しない瓦斯を封入し、繊条
  の温度を高め、色合を良くし能率を高めました。また、眩しさを防いだ艶
  消し瓦斯入り電球も出来ました。
 5)水冷式電球
   活動写真(なつかしい言葉ですね・・・お若い方にはわからないかも)の
  幻灯機用に作られた電球です。瓦斯入り電球の周囲を硝子球で二重に
  包み、その間にランニング・ウォーターを通し、熱を吸収しました。従って
  光の能率は悪かったようです。
 
  その他にも、街路照明用に開発された高圧水銀灯、紫色の硝子で作ら
 れて紫外線を発し、ナイトクラブや劇場、百貨店、陳列場、飛行場の字盤
 などの照射に用いられたブラック電球、消費電力が僅少で長寿命、そして
 光が目につきやすく、点滅が早いことの特徴から今も幅広く使われている
 ネオン管、1904年ボルトンによって発明されタングステン電球が作られ
 るまで用いられたタンタラム電球など色々な電球があります。その中でも、
 時代背景を映して興味深い二つの電球を紹介しますと・・・

 6)灯火管制用電球
   昭和13年から昭和19年にかけて灯火管制規則に応じて作られた電
  球です。バルブの遮光部分は内面に不透明の青色塗料と白色拡散性
  塗料が塗られ、そのままで光源、遮光具、反射笠の三つを兼ねたもので
  照明面積もはなはだ広く、かつ明るいものでした。飾窓照明、工場など
  の局部照明、一般の壁灯(ウォールライト)の間接照明用の光源としても
  応用されています。
 7)エコノミカル電球
   1900年頃開発された金属性のフィラメント電球です。なんと、同一ガ
  ラスバルブ内に大小2本のフィラメントがついていて、口金部分にあるヒ
  モ付スイッチで光量を調整しました。二本同時につけることも小さい方だ
  けをつけることも出来ました。昔から「省エネ」は大きなテーマだったので
  すね。

  今回は少し長くなりましたが、私達の生活に切っても切れない”電球のい
 ろいろ”についてお伝えしました。
                             (第11話をお楽しみに・・・)
  
 


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