創業明治26年より
京都市中京区にて電気設備工事 
を通じて明るい社会づくりを目指しています。

 

第9話 パラフィン線


  第5話で創業当時は蓄電池や避雷針、パラフィン線やスイッチ等を自ら
 工場で製作しながらお客様の工事に使用していたことを書いていたのを
 おぼえておられると思います。
  今回はその中でパラフィン線の製造について書いてみましょう。
 パラフィン線とは、現在のビニール電線の役目をする弱電用の色別の電
 線で(こう書くと、よく知っておられる方は、ウーンあの線だな、と思いあた
 られることでしょう)、木綿のカタン糸を使って、赤、白、青をそれぞれ組み
 合わせて巻付けたものです。例えば(赤・白)(青・白)・・・と何通りもできる
 ので、識別に大変便利なものでした。
  芯線は0.8〜1.0mm程度のものを伸銅所から仕入れ、糸繰機で巻き
 付けていきました。モーターの音や機械の音で、作りはじめるとガタガタと
 やかましいのですが、まわりに子供達がウロウロとおもしろそうに見物して
 いたようです。今日では、こんな風景は残念ながら見られなくなりましたね。
 出来上がった電線をパラフィン液に通して仕上がりです。
  このパラフィン線は当店の工事にも使いましたし、他の工事店からも買
 いに来られました。これは大正6〜7年頃までで、それ以後は当店でもメ
 ーカーのものを使うように変わってゆきます。
                             (第10話をお楽しみに・・・)
  
 


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