創業明治26年より
京都市中京区にて電気設備工事 
を通じて明るい社会づくりを目指しています。

 

8話 避雷針3


  今回も引続き避雷針の話になります。
  前回の東寺の五重塔の工事より以前になりますが、明治41年11月に
 八坂の塔の避雷針工事やその他市内の小学校、病院などで急に避雷針
 工事が増加していることが当時の帳簿から判ります。当時の市内にはま
 だ高い建物も少なく、街に高圧線も少なかったりして、学校や病院に落雷
 が多かったのかも知れません。当時の当店としては雷様々でした。
  ずっと後の話しで恐縮ですが、昭和58年頃にも京都市に落雷が多発し
 た時がありました。その時ご近所の方が先代の社長に避雷針の取付けを
 依頼して来られましたが、お話しをうかがうと全く避雷針の必要のないビル
 だったので(しかも近くに高いビルもあり)そうお伝えすると、それでも是非
 にとのお話し。そのビルは新築工事中で外装も9分通り完成していたので
 美観上からもおすすめできずお断りすると「それでも落雷があったら困る」
 「いや落ちません、やめられては」「なら、落雷がないと保証するか」、「いや、
 そんなことは保証できません」と言うと「それならやってくれ」の押し問答。
 先代はお客様の為にならない無駄な工事はやる気がせず、とうとう「保証
 します」と言うとやっと得心して下さり、「山科さんは固い。これが他の店な
 ら二つ返事で引き受けるのになあ・・・さすがや。」とおだてて頂きました。
  お客様の為に必要な事は、たとえ予算がなくてもさせて頂かねばなりま
 せんが、全く必要もなく、しかも高価な仕事というのはやる気がしないものな
 のです。その後そのビルに雷が落ちた話しはありませんので、ご安心を!
                              (第9話をお楽しみに・・・)
  
 


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